年の瀬だというのに、世間はまだY2Kのことで大騒ぎ。 正直、俺はそこまで心配していない。特に電気や水道みたいなライフラインは、中の人たちが血眼になってリハーサルを繰り返してる。だから、まず大丈夫だと信じてる。
まあ、多少のトラブルはそりゃあるだろう。でも、それは落ち着いて対処すれば済む話。
俺が本当に恐れているのは、問題に直面して冷静さを失った人々が引き起こす、二次災害なんだ。
例えば、もし万が一停電が起きたとしよう。君ならどうする? 「大丈夫!?」なんて、親戚や友達に片っ端から電話する? ちょっと待った! ✋ その行動が、復旧の足を引っ張るんだ。
みんなが一斉に電話をかけたら、電話回線はあっという間に大渋滞(専門用語でいう輻輳ってやつだ)。本当に必要な救急や復旧担当の連絡が繋がらなくなって、結果的にみんなを苦しめることになる。
だから、頼む。**関係者たちは死ぬ気で頑張ってる。**それを信じて、どっしり構えていてほしい。
それともう一つ、超・重要なお願い。 2000年1月1日になった瞬間、「あけおめコール」や「生きてる?コール」をかけるのは、ちょっとだけ我慢してくれ!
その瞬間、俺の会社を含め、多くの企業が固唾をのんでシステムの動作点検を始めるんだ。そこで何か問題が見つかっても、回線がパンクしてたら報告すらできない。点検が長引くだけなんだよ。頼むから、俺たちに平穏な夜をくれ…。
冷静になれば、Y2Kなんて何も怖くない。過剰な反応こそが、本当の敵なんだぜ。
あ、そうそう。災害に備えて食料を備蓄するのは、普通に良いことだと思う。でも「Y2K対策です!」ってドヤ顔で水や乾パンを買い込んでるのを見ると、個人的には「いや、目的そこじゃなくね?」って思っちまうな。