PHS千夜一夜(1)
なぜ、先日のタイトルが「DoCoMoよ、おまえもか」なのかと言うと、
実は先にASTELのほとんどがサービス終了、もしくは音声通話サービスを
終了してるから。
これでDoCoMoがPHSから撤退すると、残るPHSはWILLCOMだけになる。
PHSが好きだっただけに、一抹の寂しさを感じる。
PHSとは、そもそもがデジタルコードレスホンの規格で、屋外では
コードレス公衆電話として、そして着信も可能なように開発されたものだった。
そもそも携帯電話じゃなかったのに「簡易型携帯電話」としてデビューしたのが、
悲劇の始まりなのかもしれない。
サービス開始当初はトラブルが多かった。
繋がらない、切れやすい、エリアが狭い。
でも、コードレスホンなんだから、ある意味当然の事だった。
上手に使うには、待ち合わせは基地局の見えるところで、
通話中は移動は最小限にする、自分の行動範囲がエリアかどうか
(基地局が目視出来るか)確認する。
これだけで、案外使いやすくなる。
けど、一般ユーザは携帯電話と同じ意識で使ってるんだから、
そんな点に注意したりしないだろうし、まさかコードレスホンだとは
想像もしなかっただろう。
結局、ユーザは、初期費用が安くなったり、i-modeなどのネット接続
出来る携帯電話に乗り換えるようになる。
この時点で、音声通話のPHSは終わっていたのかもしれない。
悲しいことだが。
・・・まだまだ続くかもしれません。